何度行っても楽しい!ロンドン美術館・博物館めぐり
ロンドンで絶対に外せない観光スポットといえば、美術館と博物館です。そして、嬉しいことに歴史的に貴重な作品を無料で見ることができる美術館、博物館が多くあります。
何度行っても新しい発見がある、ロンドンのおすすめの美術館、博物館をご紹介します。
大英博物館
1753年に創立された世界で最初の国立博物館で、年間600万人が訪れる世界有数の規模を誇ります。常時15万点が展示されており、何を見れば良いのか迷ってしまうほど。古代エジプト『ロゼッタ・ストーン』、ギリシャ『パルテノン神殿彫刻群』をはじめ、映画『ハリーポッターと賢者の石』に登場するチェス駒のモデルとなった『ルイスのチェス駒』など、見逃せない展示物がたくさん!
- 住所:Great Russell Street, London WC1B 3DG
- 開館時間:毎日10:00〜17:30(毎週金曜日〜20:30)
- 休館日:1/1、12/24〜26
- 入館料:無料(寄付金制、特別展は有料)
ナショナル・ギャラリー
ロンドンの中心部、トラファルガー広場に面する世界屈指の美術館です。13世紀から20世紀初頭にかけての2300点を超えるヨーロッパ絵画の傑作を所蔵し、年間の来場者は500万人超を誇ります。レオナルド・ダヴィンチ『岩窟の聖母』、フィンセント・ファン・ゴッホ『ひまわり』をはじめ、現存する絵画が30点あまりと言われるヨハネス・フェルメールの希少な絵画『ヴァージナルの前に立つ女』『ヴァージナルの前に座る女』も展示されており、見どころ満載です。
- 住所:Trafalgar Square, London WC2N 5DN
- 開館時間:毎日10:00〜18:00(毎週金曜日〜21:00)
- 休館日:1/1、12/24〜26
- 入館料:無料(寄付金制、特別展は有料)
V&Aミュージアム(ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館)
芸術とデザインを専門分野とし、陶磁器、衣装類、ガラス細工、宝石、写真、絵画など世界中から集められた400万点以上のコレクションを誇る豪華な博物館です。支援をしたヴィクトリア女王と夫アルバート公の名前をとり、1899年に現在の名称になりました。お天気の良い日には、1階中庭のジョン・マジェスキー・ガーデンにたくさんの人が集い、ロンドナー憩いの場所にもなっています。
また、館内には世界初の3つのミュージアム・カフェ(ギャンブル・ルーム、ポインター・ルーム、モリス・ルーム)があり、素敵な空間が広がっているのでぜひ立ち寄りたい!
- 住所:Cromwell Road, London SW7 2RL
- 開館時間:毎日10:00〜17:45(毎週金曜日〜22:00)
- 休館日:12/24〜26
- 入館料:無料(寄付金制、特別展は有料)
テート・モダン
テムズ川の南岸にある国立近現代美術館です。パブロ・ピカソやアンディ・ウォーホルなどの、20世紀以降の美術作品を多く展示しています。
建築物としても見どころが多く、かつてはバンクサイド発電所(火力発電所)であった建物を、イギリスの赤い電話ボックスのデザインで有名な建築家ジャイルズ・ギルバート・スコットが設計し、リノベーションしました。99メートルの高さの煙突があり、発電機のあった巨大なタービンホールは吹き抜けのエントランスに改装され、モダンでおしゃれなスポットとして多くの人が訪れます。
ミュージアム・ショップの品揃えも充実しており、シンプルでスタイリッシュなグッズはお土産にもおすすめです。
- 住所:Bankside, London SE1 9TG
- 開館時間:日〜木曜日10:00〜18:00、金・土曜日10:00〜22:00
- 休館日:12/24〜26
- 入館料:無料(寄付金制、特別展は有料)
テート・ブリテン
テムズ川沿いのミルバンク地区にある、1500年から現代に至るまでのイギリス芸術家の約7万点にものぼる作品を収蔵する国立美術館です。テート・モダンとともに、国立美術館ネットワーク『TATE(テート)』の一部をなしています。テート・ブリテンには、歴史、風景、海洋画の達人と言われるジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナーの世界最大のコレクションをはじめ、彫刻家ヘンリー・ムーアの『横たわる像』なども展示され、必見です。
- 住所:Millbank, London SW1P 4RG
- 開館時間:毎日10:00〜18:00(1月を除く毎月第一金曜日は、〜21:30)
- 休館日:12/24〜26
- 入館料:無料(寄付金制、特別展は有料)
ハウス・オブ・イラストレーション
キングス・クロス駅北側の運河沿いの再開発地区にあるイラストに特化したミュージアムです。様々な企画展や家族向けのワークショップなども開催されています。ミュージアム・ショップは無料でアクセスできるので、おしゃれなポストカードやポスターなどを探すのもおすすめです。
2011年に、アートやファッションで知られる英国芸術大学の名門セントラル・セント・マーチンズ大学が移転してきたこのエリアは、近年活気ある洗練された街として変貌を遂げています。
- 住所:2 Granary Square, Kings Cross, London N1C 4BH
- 開館時間:火〜土曜日10:00〜17:30、日曜日11:00〜17:30
- 休館日:月曜日
- 入館料:£8.25(大人、寄付付き)
大英博物館やナショナル・ギャラリーなど、多くの博物館、美術館への入場は無料ですが、作品の維持、管理のために寄付が推奨されています。寄付などの直接的な支援だけでなく、カフェやミュージアム・ショップを利用することも運営のサポートになります。歴史的に貴重なアートを身近に感じることができる機会を維持していくためにも、できる範囲で積極的な支援をしていきたいですね。