本当は秘密にしたい!名古屋 絶品 和菓子

日本で和菓子が有名なエリアといえば、真っ先に京都や金沢を思い浮かべます。実は、名古屋は老舗和菓子屋がひしめく、知る人ぞ知る和菓子の激戦区です。尾張・三河の地域では、江戸時代に茶の湯が大流行し、抹茶を飲む習慣が庶民にも広がりました。そのことをきっかけに、名古屋でも多くの和菓子屋が軒を連ねていると言われています。

東京などにも出店しておらず、名古屋でしか購入できない絶品 和菓子をご紹介します。

和菓子 むらさきや

伏見の御園座近く、桑名町通にお店はあります。

むらさきや
歌舞伎役者にも愛される名店

4月中旬〜9月までの夏の時期に作られる水羊羹が有名ですが、個人的には季節の生菓子が見た目も美しくおすすめです。また、9月中旬〜11月までの期間限定の栗蒸羊羹は絶品です。大粒の栗がたっぷりと入っていて、上品な甘さの羊羹と合わさり、言葉にできないほどの美味しさです。秋だけの季節限定なので、名古屋にお出かけになる機会があれば、絶対にご賞味いただきたい逸品です。水羊羹や栗蒸羊羹の発売時期は、気温などの状況によっても前後することがあるそうなので、シーズンが近くなったらお店に確認してみるとよいでしょう。

むらさきや
優しい甘さの羊羹もとても美味しい
むらさきや
美しい生菓子

店内奥にはイートイン・スペースもあり、店頭で購入した和菓子にお抹茶をセットでいただくことができます。お茶室内は、とても静かで外の喧騒を忘れさせてくれます。

むらさきや
雰囲気のあるお茶室
むらさきや
栗蒸羊羹、栗ういろをお抹茶と一緒にいただきます

錦の本店以外にも、松坂屋名古屋本店、ジェイアール名古屋タカシマヤでも購入することができます。種類と品数が限られているので、事前にお問い合わせすることをおすすめします。

本店はビジネス街にも近いことから、仕事の贈答用として購入される常連のお客様も多いそうです。

  • 住所:名古屋市中区錦2−16−13
  • 電話:052−201−3645
  • 営業時間:9:00〜17:00(月〜金)、9:00〜15:00(土)
  • 定休日:日曜日・祝祭日

お菓子所 芳光

尾張徳川家の大名屋敷跡である徳川園の近くにある老舗です。材料に吟味した四季折々の生菓子に力を入れています。そして、究極の逸品と言えるのが、わらび餅です。

芳光
徳川園のすぐ近くにあります

本わらび粉を使用したぷるぷるのわらび餅は、上質なきな粉と甘さ控えめの餡が合わさって言葉にできないほどの美味しさです。口の中でとろけます。

芳光
絶品のわらび餅

わらび餅は、常温で美味しく食べることができる10月〜6月までの季節限定の販売となります。地方発送は行なっていませんので、名古屋に行ったらぜひとも訪れたい一店です。

本店では、1つからでも電話予約が可能です。早い時間帯に売り切れてしまうこともあるそうなので、事前に予約を入れておくのが確実です。また、ジェイアール名古屋タカシマヤ、名古屋三越栄店などでも、種類、品数、販売日限定で取り扱いがあります。こちらも百貨店に直接お問い合わせをすることをおすすめします。

  • 住所:名古屋市東区新出来1−9−1
  • 電話:052−931−4432(ヨシミツ )
  • 営業時間:9:00〜18:00(平日・祝祭日)
  • 定休日:日曜日・年始(1/1〜3)

大黒屋本店

安政元年創業の150年余りの歴史を有する落雁の有名店です。錦の繁華街にお店はありますが、一歩店内に入るととても静かな空間が広がります。

大黒屋本店
店内はとても落ち着いた空間

色とりどりの美しい落雁をはじめ、葛まんじゅうなど、季節を感じることができる数種類の生菓子もカウンターに並びます。

大黒屋本店
しっとりして口溶けのよい落雁

大黒屋本店のわらび餅もとても美味しい。なんと、五代目のご主人は芳光で修行した経験があるんだそう。売り切れてしまうことも多いことから、事前に電話などで確認することをおすすめします。

喫茶コーナーでは、吉野の本葛を使用した葛きり、ぜんざいも楽しめます。また、わらび餅などの生菓子も、抹茶やコーヒーとのセットでオーダーすることができます。

大黒屋本店
わらび餅と緑茶のセット
  • 住所:名古屋市中区錦3−19−7
  • 電話:052−971−2873
  • 営業時間:10:00〜21:00(月〜土)
  • 定休日:日曜日・祝祭日

名古屋でしか購入することができないので、特別感は大きいですよね。手土産として喜ばれることは間違いありません。名古屋に行く際には、ぜひ老舗和菓子屋を巡ってみてはいかがでしょうか。

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