秋の京都へ行こう-大徳寺のある洛北エリア

秋の深まりとともに、京都に行きたくなりませんか?
紅葉が見頃になる秋は、多くの観光客が訪れるとともに、古都の美しさを実感できるシーズンです。寺社仏閣の特別拝観も行われ、見どころ満載の時期を迎えます。

とんちで有名な一休宗純和尚にゆかりある大徳寺のある洛北エリアを巡りながら、おすすめスポットをご紹介します。

大徳寺

臨済宗大徳寺派の大本山 大徳寺

応仁の乱によって荒廃しましたが、一休宗純和尚の尽力により、再興されました。
広大な敷地には、20以上もの塔頭(たっちゅう)があるものの、普段拝観できる場所は限られています。
しかし、春や秋には季節限定の特別公開が行われ、現在、真珠庵(2018年12月16日まで)や黄梅院(2018年12月9日まで)などでも特別公開が行われており、見逃せません!

大徳寺

大徳寺

茶道とのゆかりが深い大徳寺

村田珠光が真珠庵で学んだ禅の精神をもとに侘び茶を創始し、茶道の開祖となりました。その後、茶の湯は武野紹鴎に受け継がれ、千利休によって侘び茶として大成されました。

そして、大徳寺で最も古いの建造物の一つ、金毛閣と呼ばれる山門の天井龍は、長谷川等伯によって描かれたもの。
この楼上に、千利休の木造を置いたことが豊臣秀吉の怒りを買い、利休切腹の要因になったと言われています。千利休のお墓は、大徳寺の聚光院にあります。

大徳寺

現代作家が描く襖絵は必見!真珠庵 特別公開

大徳寺の塔頭の一つである真珠庵は、一休宗純和尚を開祖とし、寺宝として長谷川等伯らの方丈障壁画がありましたが、これらが修復に入ったことを機に、約400年ぶりに襖絵が新調されることになりました。
新しい襖絵は、釣りバカ日誌の作者である漫画家の北見けんいち氏やファイナルファンタジーのアートディレクターを務めた上国料勇氏など、第一線で活躍するクリエーター6人が作品を手掛けています。

また、敷地内には、紫式部の産湯として使ったと伝わる井戸もあり、特別公開の時期には見ることができます。

こだわりの宇治茶 『皐盧庵茶舗(こうろあんちゃほ)』

境内の参拝が終わったら、大徳寺近くの船岡東通沿いにある、自家製園の宇治茶を販売する『皐盧庵茶舗(こうろあんちゃほ)』をぜひ訪れたい。

皐盧庵茶舗

こちらのお茶屋さんは、独自の茶畑を宇治田原町に持っており、店主自らお茶を栽培しています。また農薬を減らし肥料を吟味しながら、安心して飲めるこだわりの宇治茶を作り続けています。
店内では玉露、抹茶、煎茶、ほうじ茶などたくさんの種類の本物の宇治茶が販売されています。

皐盧庵茶舗

蕎麦と料理の店『五(いつつ)』で絶品ランチを!

ランチには、南門近く北大路通沿いにある、蕎麦と料理の店『五(いつつ)』がおすすめです。

五(いつつ)

京都の老舗料亭『和久傳』がプロデュースした、本格的な蕎麦と料理をリーズナブルに楽しめるお店です。
手打ち蕎麦など単品でもオーダーできますが、蕎麦だけでなく料理やお菓子も堪能できる昼のセットがおすすめです。

五(いつつ)

こちらでは、能登の粗塩で食べる蕎麦(冷)が、風味が際立ち絶品です!
とろみのある蕎麦湯も濃厚で、とても身体が温まります。

五(いつつ)

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